経験のあるコンサルタントの視点は重要。
なぜならば、問題の解決策がRPAによる自動化ではない場合もあるから
なんでもRPAで自動化すればよいわけじゃない
現場でRPAによる業務改善を進めている皆さんから「ロボットを量産する前に業務そのものを見直さないとダメ」という声を聞く機会が増えてきました。
理由はいくつかあるようですが、最近個人的に聞くのは以下のようなこと。
- そもそも、その作業が必要なのか考えられていない
- ロボットを作った人がいなくなると、かえって業務が混乱する
- PC上で何とかなる以前の問題だった
一番気になったのは、よく耳にする上2つではなくて3つ目。
どういうケースかと言いますと、例えば大量の注文が毎日メールや電話、FAXで入ってくる業務について。
「ご発注が多い、見落としが多いのを何とかしたい」というご相談をいただき、ヒアリングや現地調査を重ねています。基本的には個別のロボットを使ったソリューションではなく、OCRなども組み合わせたサーバー型のRPA、AIの活用を進めていくのですが、とある機会に話したコンサルタントの方が発した一言に、その場にいた全員がうならされました。
その場にいる営業が思わず唸ったその一言とは・・・
「もしかしたら、型番が古いカタログがまだ出回っているとか、商品番号に数字の0とアルファベットのOが混在しているのが原因の可能性もありますね」
「・・・!!!!!」
いや、確かに。それあり得ます。ありえすぎます。
このコンサルタントの方は、とにかく扱ってこられた業種が多くて、大概のジャンルは経験されているので、こういう視点が出てくるわけです。
AIソリューションを提案することしか頭にないSlierは、「どのOCRだったらいいかな」とか「音声認識でどれぐらい精度よく注文受けられるかな」ということを考えているときに、「型番が古いカタログ」なんて、思いもつきません。
実際にその可能性が当たっていたのかどうかは、これから判明しますが、もしそうだったらまずやるべきことはシステムの導入じゃないわけです。
「ソリューション」を提案するのであればこの視点はぜひ持ちたいと思いました。
とはいえ、いきなり経験値が増えるわけでもないので、ここはひとつ、案件のヒアリングの段階から経験豊富なコンサルタントの方と組んで、進めていくというのはお客様にとって非常に良いのではないかと思った出来事でした。
そこで、有名コンサルタントによるコンサル兼ヒアリングがついたパッケージを検討始めました。
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